スポーツのためのスマートウォッチメーカー
ガーミンのウォッチは、スポーツ分野のスマートウォッチの中でも最も優れた機能で評価されている。 私の周りでも、スポーツを楽しんでいる多くの知り合いがガーミンの時計を持っており、運動中に欠かせない必需品だと思っている。専門的な分野を追求しているブランドであるため、スポーツという統合的なカテゴリーよりはフィットネス、ランニング、サイクリング、ゴルフ、マルチスポーツ、水泳、ダイビング、航空などとコレクションが細分化されている。アナログの時計ブランドの中には、スポーツウォッチだけを作っているメーカーもあるが、スマートウォッチ分野ではガーミンが唯一である。もちろんガーミンの製品の中にも、ヴィヴォムーブHRというローズゴールドカラーの女性用のドレスウォッチタイプのモデルがあるが、あくまで添え物であり、正規コレクションだとは言えない。
ヴィヴォアクティブ3ミュージック
使ってみたウォッチはガーミンの様々なラインの中でも最もソフトなパフォーマンスを見せるという「ウェアラブル」ラインのモデルである。このウォッチは500の曲を時計にダウンロードでき、ブルートゥースヘッドフォンに接続、携帯がなくても音楽を楽しむことができるということが最大の特徴である。しかし残念ながら筆者はブルートゥース・ヘッドフォンヘッドフォンを持っていないため、この機能の体験は出来なかった。ご了承いただきたい。
一般的なスマートウォッチにはアップルのアップルウォッチやサムスンのギャラクシーウォッチのようま最上位モデルであってもスポーツカテゴリはフィットネス、ラーニング、ウォークと限られている。しかしこのモデルはガーミンの製品らしく、ラーニング、トレッドミル、室内トラック、サイクリング、室内サイクリング、ウォーク、室内歩行、階段上り、プール水泳、ゴルフ、スキー/ボード、スノーボード、XCスキー、サーフィン、筋トレ、有酸素運動、ヨガ、エリプティカル、ステッパー、漕艇、室内漕艇などの小項目に分類されている。つまり、最も低いレベルのスポーツモードを搭載しているモデルでも、ある程度高いレベルのスポーツを楽しんでいる人が使っても機能が足りないと感じられないぐらいの機能を備えているのだ。
デザインはデイリーウォッチとして使える程度。「これはスポーツウォッチです」と主張の強いデザイン的要素はなく、ビジネスウェアにもマッチできる。そのため心拍数をチェックし、ストレス指数を測定することも可能。今日何時に何をしたかを細かに覚えている人なら、誰が最も大きなストレスを与えたのか、客観的に把握できる面白い機能だと思う。
20mm幅のラグに接続されているラバーストラップはツールがなくてもストラップを交換できるピンを採用し、手首が非常に細い人や太い人も問題なく着用できる穴がある。 50メートル防水が可能なため水が気になることもなく、バッテリーの容量は個人的な感想としては十分である。ケーブルの端にある充電端子を時計に直接接続させることになっているため、動力を仲介する充電器は別途に無く、 これが持ち歩きやすい要素である。
短所
ディスプレイの解像度が低い。よくない、ではなく最悪だと言ってもいいぐらいだ。ディスプレイはガーミンが独自に解約したような、ガーミンクロマディスプレイ(Garmin Chroma Display™)を採用したという。曲線のピクセルの階段が見える現象があるのはもちろん、色は何年も放置されている町のポスターみたいに色があせて見える。コントラストが弱いため画面がぼんやりしていて、動きも滑らかではない。ガーミンはスポーツスマートウォッチの中でも最上級のブランドである。しかし、中国産の低価ブランドでも使わなさそうな質の低いディスプレイを採用したことには納得できない。本社のエンジニア達も分かっていたはずだ。他のディスプレイメーカーのものを使う方がいいということを。
また、べゼルに見えるプレームは実用性にかける部分である。グラスの下にあるインナーベゼルタイプのため衝撃から時計を守れない。デザイン性もない上にスペースをムダにしている。むしろ全部画面にした方が良かったのではないか。
最後に、35万9000ウォンという価格にしてケースがプラスティック素材という点も大きなデメリットである。ちなみにステンレススチール素材を使って上質に仕上げたたサムスンのギャラクシーウォッチどの価額差はわずか700ウォンに過ぎない。
総評
日常でスポーツを楽しんでいる人でなければ、この時計を選ぶ理由はないと思う。もし運動を楽しんでいる人がこの時計を選ぶとしたらききたい。「これ以外の時計はないのか」と。