アクティブという名の違和感
ギャラクシーウォッチアクティブはアクティブさを強調した単語を名前に入れただけにスポーツウォッチとして開発されたものだと思った。しかし従来のギャラクシーウォッチの方がスポーツウォッチのデザインに近く、アクティブの方はもっと小さくてシンプルになりまるでドレスウォッチのようだ。防水仕様がもっと強化されたならまだしも、50mで前作と同じだ。ひと言でいうと作名センスがない。
私が体験したものは最もスポーティーさが感じられるグリーンカラーだ。他にはブラックとローズゴールド、シルバーカラーのバリエーションモデルもある。伝統的なドレスウォッチのカラーであるローズゴールドバージョンの場合にはアクティブという名前が全く似合わない。ダイヤルの前面部がデジタル画面で作られているあらゆるスマートウォッチの中で一番ドレッシーな感じがする。もし私がこの時計の名前を付けることができたなら、ギャラクシードレスウォッチかギャラクシーウォッチダンディーのような名前にしたはずだ。
外形
時計を見ればすぐに前作と大きく変わった点を発見できる。それは回転ベゼルが無くなったこと。実は回転ベゼルが必ず無ければならない理由は特にないが、サイズが39.5㎜にだいぶ小さくなったのでこの点はあまり気にならない。むしろスポーツウォッチの象徴のように思われるボールドなベゼルがドレッシーに変わってよかったと思う。
二つのプッシュボタンはほんの少しだけ突き出ているもののしっかり押すことができ、操作感もいい。ケースとラグのつなぎ目部分はとても滑らかに整えられており、曲面もまた滑らかな形をしている。私が体験した時計には元々提供されるストラップではなく、「ミスタータイムXメゾンキツネ」のグリーン革ストラップが付けられていた。このストラップには赤と青のステッチが左右対称に飾られており、ストラップの下にはレーザーカッティングで加工したようなメゾンキツネの象徴であるキツネのシルエットがフランスの国旗の上に浮き彫りに刻まれている。ケースのデザインとストラップのデザインはともに無駄がなくきれいにマッチしており、バックルの着用感も操作感も満足できる。バックルの穴の間隔が短いのもこのデザインにぴったりだ。
機能
正直にギャラクシーウォッチの機能性は特に非の打ち所がない。他のスマートウォッチが持っている全ての機能を提供し、ディスプレイの品質とデザインも優れている。ただ、ギャラクシーウォッチの体験記で短所として指摘した「おしゃべり」はこの時計にも見られる。まるで「仕事はできるけど、報告する時はちょっと気の利かない秘書」のようだ。
総評
私は男の中でもとりわけ体が大きい方だ。それで小さくなったギャラクシーウォッチを正確に操作するには指が結構太い。私より30㎏以上軽くなければ画面を正確にタッチできないと思う。その代わりに女性たちには朗報だ。従来のギャラクシーウォッチは女性が着用するにはあまりにも大きくて、デザインも似合わなかった。しかしアクティブは手首の細い女性も着用できるサイズで、軽量だ。だから女性たちにとっては使い勝手がとてもいいはずだ。値段も24万9700ウォンで手ごろな価格だ。それで私は女性がスマートウォッチを購入するのならこの製品が一番いいと思う。「ミスタータイムXメゾンキツネ」のストラップまで付けるなら尚更だ。